〈くらしの周辺〉輝け!「休日のアッパ」/慎栄根
2007年07月28日 00:00 コラム「アッパ、あのさー」と初級部3年生になる長男が耳元で何事か囁き始めた。よく聞いてみると日曜日にクラスメートを呼んでパーティーをやりたいという。それも1人や2人ではなく、合計14人もの「大部隊」になるというではないか。隣にいた妻は一瞬「ウッ」と口ごもったが、元来人を集めて料理を振る舞うのが好きな私は「よしっ」と短く答えて早速メニューを考え始めた。当日の朝、誰よりも早く起きて仕込みに精を出す私を見た妻や息子たちは、「アッパ凄い」を連発していたが、私はそれに応えるように忌野清志朗が歌った名曲「パパの歌」を口ずさんでいた。というより歌詞を勝手にアレンジして「休みのパパは~いい汗かいてる~♪」とか「休みのパパは~光ってる~♪」などと何度もリフレインしていたのである。