6500余人で盛大に/総聯結成60周年大阪同胞大祝典
2015年05月29日 13:50 主要ニュース「感謝の心、未来へ」をテーマに
総聯結成60周年慶祝大阪同胞大祝典が5月24日、大阪朝鮮文化会館と大阪朝高運動場で6500余人の参加のもと盛大に行われた。
「感謝の心、未来へ」をテーマに、大祝典1部(記念式典)では、総聯結成60周年慶祝大阪府大会と音楽舞踊総合公演「感謝の心、未来へ」が、2部では同胞たちが楽しめるあらゆる企画で構成された同胞大祝典が行われ、賑わいを見せた。
大阪府大会では、大阪同胞大祝典実行委委員長である総聯大阪府本部の夫永旭委員長が報告を行い、総聯結成以来、愛族愛国活動に献身してきた活動家、同胞たちに敬意を表し、総聯が歩んできた道のりについて具体的に言及。金日成主席と金正日総書記が総聯大阪組織に宛てた教えを貫徹し、金正恩時代の要求に沿って総聯の新たな全盛期を拓いていこうと呼びかけた。
音楽舞踊総合公演には、府内の1世から6世までの同胞ら1,600余人が出演。800余人が出演する大合唱と舞踊、総聯が歩んできた60年の道のりを振り返る映像と説話、園児や顧問、青年らの歌や踊り、管弦楽合奏や民族打楽合奏、群舞などが上演され、拍手喝采を浴びた。
その後、運動場では「同胞感謝のマダン(場)」「コッポンオリマダン」「スポーツマダン」「フードマダン」から成る同胞大祝典が行われた。
「同胞感謝のマダン」では、朝鮮の海外同胞事業局、平壌ホテル、平壌市体育団、平壌学生少年宮殿から寄せられた祝賀メッセージが紹介された後、「日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪」の有元幹明共同代表があいさつした。
また、支部や分会、学校関係者らによる歌の競演、「感謝の心、未来へ」をテーマにしたプロモーションビデオ競演、大阪朝鮮吹奏楽団の公演、腕相撲大会の決勝戦、大阪朝高出身の朝大生による公演、青年たちによる公演、大阪朝鮮歌舞団の公演、豪華賞品が当選する大抽選会が行われた。
この日、会場では総聯大阪の60年の歴史を振り返る写真展が行われ、今回新たに作った歌「つなげよう継走棒、未来に向かって」の歌唱指導があった。
総聯支部をはじめとする本部管下各組織、団体は総聯結成60周年に向けた革新運動であげた成果をもって、この日の行事を誇らしく迎えた。行事に参加した同胞らは、「総聯組織の長い歴史を実感できる各種イベントが明日への活力を与えてくれた」「愛族愛国活動に携わってきたことへのやりがいを改めて感じた」などと話していた。
参加者の声/大阪
●高元亨さん(56、大阪府商工会副会長)
総聯本部委員長による報告、顧問たちの歌をはじめ、総聯結成60年の歴史を振り返り、心から感動した。国も言葉も奪われたが権利を勝ち取ってきた歴史は1世たちによるものだ。誇らしい歴史を忘れてはいけないと感じた。また園児たちの公演を見て、未来のためにがんばりたいと、改めて思った。
●文鍾盛さん(41、大阪府青商会会長)
大阪の同胞は熱い気持ちを持っていて、力もある。音楽舞踊総合公演を見てそれを実感した。そして、大阪同胞社会の潜在力を感じ、もっともっとやれるんだと思った。朝青員たちとも力を合わせ、大阪同胞社会をいっそう盛り上げていきたい。
●有元幹明さん(78、日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪共同代表)
日本は朝鮮と総聯を敵視する政策をとっているが、われわれは日ごろからこれを跳ね返す力を蓄え、その輪が年々、広がっている。朝鮮学校への補助金問題、「高校無償化」問題に市民らが立ち上がっている。「アプロハムケ」(前へ一緒に)の気持ちで共にがんばっていきたい。
(文=李東浩、写真=李哲史)
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