歴史的な暴言
2015年03月27日 16:40 春・夏・秋・冬安倍首相は20日、参院予算委員会での答弁で、「自衛隊」を「わが軍」と表現した。ついにここまできたか。菅官房長官は25日の記者会見で、「防衛を主たる任務とする組織を軍隊と呼ぶなら、自衛隊も軍隊の一つだ。自衛隊は、国際法上は軍隊に当たる」と強弁。一線を越えた歴史的な暴言だ
▼日本国憲法第9条第2項は、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」としている。日本政府は、「自衛隊は通常の観念で考えられる軍隊とは異なる」と説明し、無理やり折り合いをつけてきた。しかし現実には、「自衛隊」は先端技術で武装した陸海空の体系をなした戦闘組織、紛れもない軍隊だ。その意味では菅官房長官の発言は「正しい」