人権協会主催のシンポ
2015年03月11日 11:30 春・夏・秋・冬在特会による京都朝鮮第1初級学校(当時)襲撃事件に関して最高裁は昨年12月、在特会側の上告を退け、1226万円の賠償と学校周辺での街宣活動の禁止を認めた一、二審判決を確定させた。本紙も喜びをもってその事実を伝えた。しかし当事者の評価は「決して高額の賠償が認められたとは思わない」
▼在日本朝鮮人人権協会が主催したシンポジウム「現代日本の排外主義にどう立ち向かうか」(2月28日、東京)で、パネリストの金尚均・龍谷大学教授はこう述べた。当時京都第1初級生徒の保護者で法廷闘争にも尽力した金尚均さんは「それくらい物理的、心理的、経済的な大きな損害があった」と振り返った