「米国とこれ以上対座する必要ない」/国防委員会が声明発表
2015年02月06日 09:17 主要ニュース 共和国朝鮮中央通信によると、国防委員会は4日に声明を発表した。声明は、米国のオバマ大統領が朝鮮「崩壊」に言及したことを強く非難し、米国が朝鮮を「崩壊」させようとしている限り、朝鮮は米国と対話する意思がないと伝えた。
声明は、年頭からオバマ大統領が「大統領行政命令」で新たな対朝鮮「追加制裁」を宣布したのに続き、1月22日には朝鮮を「最も孤立し、最も断絶され、最も残酷な独裁国家」だと謗り、しまいにはサイバー戦による情報の流入で一日も早く朝鮮を「崩壊」させるべきだと悪態をついたと非難した。
さらに、米国の政界と軍部の長が次々と出て「テロ支援国」の再指定と「超強度追加制裁」で朝鮮に対する孤立・圧殺政策をより強めようとしていることにも言及。「連合体制の維持」を口実にして「キー・リゾルブ」「フォールイーグル」合同軍事演習などの戦争演習を計画通り強行することにして米本土のフロリダ州の特殊作戦軍司令部で朝鮮の核とミサイルを取り除くための秘密謀議を行ったのに続き、それを実践に移すための米・南連合師団まで編成したのがその代表的な実例であると指摘した。
声明はこのような事態に対し、委任によって朝鮮の原則的な立場をせん明した。声明は▼米国の対朝鮮敵視政策がいっそう横暴非道になっている中で、朝鮮は自国に対する誹謗、制裁と圧迫、戦争演習への対応の度合いを強める▼米国が通常戦力による侵略戦争を強要するなら朝鮮式の通常戦争で、核武力による侵略戦争を挑発するなら朝鮮式の核打撃戦で、サイバー戦による「崩壊」を試みるなら朝鮮式の絶妙なサイバー戦で対抗する▼米国とこれ以上対座する必要も、相手にする用意もないという決断を下した、と明らかにした。
(朝鮮新報)