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大阪高裁で京都第1初級襲撃事件の控訴審第1回口頭弁論

2014年03月26日 11:09 主要ニュース

7月8日に判決、民族教育を守ろうとする意思

京都朝鮮第1初級学校(当時)への「在日特権を許さない市民の会」(在特会)メンバーらによる襲撃事件(2009年12月)の控訴審第1回口頭弁論が25日、大阪高等裁判所で行われた。

一審の京都地方裁判所は2013年10月、ヘイトスピーチ(憎悪表現)の街宣活動を人種差別行為と認定し違法だとして、朝鮮学校周辺での街宣活動の禁止と約1200万円の損害賠償を命じる判決を下したが、同会側が控訴していた。

控訴審第1回口頭弁論で意見陳述を行った京都朝鮮学園の孫智正理事長は、民族的な自尊心を育む朝鮮学校で学ぶ子どもたちを守るために提訴に踏み切った経緯をあらためて振り返るとともに、日本社会は人種差別を許さないという姿勢を示した画期的な地裁判決の維持を求めた。

判決は7月8日に言い渡される。

エル・大阪で行われた報告支援集会には多くの支援者がかけつけた

エル・大阪で行われた報告支援集会には多くの支援者がかけつけた

この日、大阪高裁には平日午前にもかかわらず、京都や大阪から多くの同胞、日本人支援者らが集まった。抽選にもれた人たちも多く、80席に満たない傍聴席はほぼ朝鮮学校支援者で埋められた。

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