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高位級接触

2014年02月14日 13:44 春・夏・秋・冬

板門店で北南高位級接触が行われた。このレベルの当局対話は7年ぶり、朴謹恵政権では初めてだ。春夏秋冬

▼90年代以降、「高位級」と位置付けられる会談が幾たびか行われてきたが、今回は様相を異にする。北側は、対南政策を担当する労働党の統一戦線部副部長が、その肩書きで団長を務め、国防委員会のメンバーで代表団が構成された。南側からは担当省庁の統一部ではなく、青瓦台・国家安保室の第1次長が主席代表として出席した。かつてない組み合わせだ。首脳の意向を直接伝え、その反応を報告できるポジションの人物らが対話した。

▼板門店接触は、北が年始から展開する和解攻勢、関係改善のアピールがもたらしたものだ。金正恩第1書記の新年の辞に応える形で、国防委員会は南当局に対して、誹謗中傷、軍事的敵対行為の全面中止などの重要提案を行った。金剛山での離散家族再会も合意した。

▼今回の接触は北側が提起した。非公開接触のアイデアが示されが、南側の要求により「公開」形式となったという。思い起こされる歴史がある。40年以上前、南の中央情報部長が大統領の命を受けて秘密裏に北を訪問した。その後も非公開接触が続き、7.4共同声明が発表された。

▼北は、重大提案実現後の展開まで見越して行動しているようだ。今年に入り、国防委員会は最高首脳部が統一の決心を固めたと公言している。南当局が応えれば、大きな転機が生まれる。(永)

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