38回目の「平和友好米」/「朝鮮学校の子どもたちに最善のものを」
2013年12月02日 11:26 主要ニュース日本政府も子どもの権利条約に署名
「北海道平和委員会」と「北海道朝鮮人の人権を守る会」(以下「北海道・守る会」)の有志らによる38回目の「平和友好米」(400kg、以下「友好米」)の贈呈が11月5日、北海道朝鮮初中高級学校で行われた。「友好米」を同校教員、生徒らが受け取った。
「平和友好米」と称された「ななつぼし」は、北海道の長沼町でとれたものだ。「朝鮮が日本の植民地統治下にあった期間は36年間。その償いの思いを込めて、36年間は必ず朝鮮学校に米を届け続けよう」。その掛け声とともに始まった米の贈呈。その背景には、日本の朝鮮に対する敵視政策、在日朝鮮人に対する政府の不当な弾圧に声をあげた日本市民らの怒りが込められている。
たたかいの中で結ばれた絆
同校に「友好米」が届けられるようになったきっかけは、1960年代までさかのぼる。