同胞社会総出で応援
2026年01月26日 09:00 取材ノート
総聯奈良県本部主催の「2026年奈良県日朝親善新春の集い」(11日)を取材した。奈良では5人の青年が20歳を迎えたが、残念ながら全員参加がかなわなかった。
しかし、青年らを代表し、金東暉さん(朝大体育学部2年)が、ビデオメッセージという形で、生まれ育った奈良同胞社会に対するこれまでの感謝と未来への決意を語った。
「20年間たくさんの思い出を紡いできた奈良同胞社会が大好きだし、いつしか心の拠り所となっていた。そんな奈良同胞社会に、ラグビーのプロ選手になることで、恩返ししたい」
参加者からは盛大な拍手が沸き起こった。それは、まるでかれの夢を奈良同胞社会総出で応援しているようであった。
この日、金さんの20歳の節目をだれよりも喜んでいたのは、かれの幼馴染の先輩たちだ。
奈良県には朝鮮初級学校がなく、かれらは1年生から地元から一番近い東大阪初級に電車で通わなければならなかった。奈良同胞社会の中で育ったかれらは、大阪にある朝鮮学校に共に通い、何ものにも代えがたい固い絆を結んできた。
中級部から大学までラグビー部に所属し、金さんと共に汗を流した文銘一さん(朝大経営学部4年)は、「自分の『弟』のように接してきた東暉だが、夢に向かってひたむきに努力する姿は、年下ながらにかっこいいと思うし本当に尊敬する」と話してくれた。
(佳)