三重同胞奮闘記㉒長寿会旅行とハルモニ給食/金琴純
2025年11月26日 13:59 暮らし・活動三重トンポたちは日々、何かしら小さな、時折アクティブな動きをみせる。
まずは昨年結成した「三重県長寿会」。結成後、四日市初中の行事などで見かけるオルシンたちが増えてきた。9月に同校で行われた敬老会には約30人が参加した。これまでは孫がいないからと参加しにくかった方も、長寿会の名があれば気兼ねなく参加できるのがいい。

四日市初中で行われた敬老会
今年に入り定期的に役員が集まり今後について話しあう中で、日帰り旅行をしようと盛り上がり、あれよあれよという間に計画が進み、チラシを持って動員が始まった。この短期間で恐るべき行動力、かつてそれぞれの支部や分会を担ってきた経験が生かされるというべきか。「もう年やでね、なんもできん」と言うのは表面的、たくましく剛健である。11月10日の「三重県長寿会グルメと温泉ツアー」には21人が参加し、地元の温泉と紅葉を楽しんだようだ。

「三重県長寿会グルメと温泉ツアー」参加者たち
そしてなんと、敬老会に参加したハルモニたちには別のミッションが持ち上がっていた。「ハルモニ給食」である。初めてのことなので、まずは女性同盟本部副委員長の康福順さんが在校生に孫がいるメンバーに声をかけ、打ち合わせしていったそう。
11月20日、同校の炊事室に集まった6人は、勝手が分からない台所でも手が早い。作っては片付けを繰り返し「オンニ、次は何します?」と動き回る。だし巻き卵を17本焼き終えて小休憩が終わるやいなや、鍋や流しの大掃除を始める。到底真似できないお勝手仕事に脱帽した。当日参加できないハルモニたちからサラダやケーキなどの差し入れもあり、完成した色とりどりのランチプレートは教員と生徒たちの腹を存分に満たした。

「ハルモニ給食」を準備するメンバーたち(左から2番目が康福順さん)
これまで同校ではオモニ会とアボジ会だけでなくオモニ会OGや朝青も定期的に給食を提供してきた。ほぼ毎月何かの給食がある計算だ。今では学期に1回の「女盟給食」に形を変えつつ10年以上続くオモニ会OG給食(毎週木曜)は、もともとオモニたちのお弁当当番(他県出身の教員のための)の負担軽減と、子どもが卒業してハッキョから足が遠のいていたOGが来やすいようにと始まった。

完成した色とりどりのランチプレート

発案者の元オモニ会会長は、ゆくゆくはハルモニたちも巻き込む算段だったものの給食を担当するOGが偏るなど頓挫してしまったので、今回実現することになり胸のつかえがおりただろう。私がハルモニ給食参加対象に到達するまでどうか続けてもらいたい。

「ハルモニ給食」での小休憩

だし巻き卵つくりのようす
さて、なぜか長寿会の初代会長の朴鐘呼さんから会名を考えるよう言われた私は「ポドゥナム(柳)会」はどうかと提案した。これまでハッキョを見守ってきたポドゥナムのように、しっかり根を張り、しなやかで決して倒れないところが、三重トンポを支えてきたオルシンたちにぴったりだから。早く改名してほしいな。
(「ウリ民族フォーラム2023in三重」と準備過程で活気を取り戻した三重同胞社会。フォーラム後も有志たちの奮闘は続いている。同フォーラム記録係を務めた金琴純さんがかれらの活動をレポートする。不定期掲載)










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