〈人・サラム・HUMAN〉彰徳学校ソ・ジェウンさん(13)
2025年10月28日 09:59 人・サラム・HUMAN朝鮮初のWIPO国家少年賞

彰徳学校に通うソ・ジェウンさんが考案した科学幻想模型「農業用ロボット」に2025年、朝鮮で初めてWIPO(世界知的所有権機関)国家少年賞が授与された。この賞は、WIPOと加盟国の当該機関(朝鮮では知的所有権総局)が共同で、知的財産制度に関連して学校活動で優れた成果を上げた初等・中等教育の児童生徒に授与するものだ。
AI技術が導入された農業用ロボットの模型は、さまざまな条件と環境のもと、種まき、雑草狩り、農薬散布、畑の監視などすべての農作業を機械化、無人化できるよう製作された。
同模型は「全国少年科学幻想模型と創案品展示会―2024」で特等にも評価された。当時、審査員と多くの展示会参加者たちは若き生徒の秀でた着想力と実践能力に驚かされたという。
幼稚園の時から組み立て式おもちゃで独特な形の家や建物、自動車作りに熱中。小学生の時には、教員に多角度からの質問を繰り返し、習った内容の理解を深め、知識を頭に定着させた。彰徳学校に入学してからは教員たちの教育方法の工夫によって、発想力、探求力、実践能力をさらに伸ばした。
彰徳学校の担任であるパク・ウニョン教員によれば、ソさんは、新しいものを思いつき、実践することが好きで、さまざまな実験器具を自分式に活用するという。
ソさんは「今後さらに勉学に励み、現代的な機械設備を発明したい」と抱負を語った。
【平壌支局】