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30余年前の記憶

2025年07月14日 08:55 春・夏・秋・冬

本紙に連載されている「留学同80年の軌跡」の1955〜60年代編を見て、恩師である張炳泰・朝鮮大学校前学長の記憶が蘇った。筆者が大学生だったときに担任してくれた張炳泰先生は、留学同で活動していた頃の話を聞かせてくれた

▼50年代末、高校生だった先生は将来、科学者になることを夢見たが、家庭の経済状況からして難しかった。しかし祖国から送られてきた教育援助費と奨学金のおかげで大学に通えるようになった。当時京都大学工学部の年間授業料は9千円。先生には月3千円、年間で3万6千円が支給されたという。「文字通り生命水だった」

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