異郷で抱いた誇り/夫星琴
2025年03月02日 08:00 それぞれの四季海外でボランティアをしようと決めた理由は、「人助けをしたい」でも「新しい生活を始めたい」でもなかった。在日朝鮮人の存在を知ってもらい、ウリハッキョのことを伝えたかった。それを聞いた人々がどんな反応を示すのか確かめたかった。ウリハッキョで学び、卒業後も約10年間、朝青活動に深く関わってきた。在日朝鮮人としてのアイデンティティやこれまでの活動、そして「朝鮮籍」という立場の自分が外の世界ではどう見られるのか、それを知ることが目的だった。