充実の大会、意気込みも新たに/初級部交流大会&同胞卓球フェスタ
2025年02月07日 13:20 スポーツ 在日同胞![](https://chosonsinbo.com/jp/files/2025/02/S__5160981_0_R-1.jpg)
初級部交流大会&同胞フェスティバルには約100人が参加した
2日、第6回在日朝鮮初級学校卓球交流大会と、第28回関東同胞ファミリー卓球フェスティバル(主催=在日本朝鮮人卓球協会)が東京中高で行われた。交流大会では初級部で唯一、卓球部がある大阪初級が席巻すると思いきや、関係者たちが驚くほどの有望株もいた。また、フェスティバルには数年ぶりに母校を訪れたOBや、初参加の同胞も参加した。
悔しさをバネに
初級部交流大会に参加した児童の多数は、学校の第2クラブや遊びとして卓球を楽しむ層だ。回転のかけかたや、ドライブ、ツッツキといった技術は完全に習得していないので、試合はラリーで繋ぐことがメインとなる。しかし、その中でも大会運営陣の目を引く児童たちもいた。
今大会個人戦3位に入賞した姜翔裕さん(東京第1、初6)もその一人。姜さんは多彩な技術を駆使して勝ち上がり、大阪初級の副主将を撃破。準決勝では主将に借りを返されたが3位入賞を果たした。「初4の時に、初級部交流大会の個人戦で負けたのが悔しくて地域の卓球クラブに通い始めた」という姜さん。「優勝はできなかったけど、今までで一番面白くて楽しい大会だった。上には上がいるんだとも感じた」と、笑みを浮かべながら「他の学校の子たちともいっぱい話して仲良くなった。また卓球をしようとも約束した。ゆくゆくは、都大会などの大きな大会に出場したい」と意欲を語った。