ディープステートとバイデン

今回の米大統領選挙でハリスがトランプに大敗するや、バイデンの本性が露になった

▼先日、ガザ地区のパレスチナ人民に対する無差別爆撃と大虐殺を続けるイスラエルの戦争犯罪を止めさせるための無条件かつ即刻休戦を求める決議案が国連安保理会議で議決に付されたが、15の常任理事国・理事国のうち、米国一国だけが拒否権を発動したためまたもや葬られた。昨年10月７日以来、ガザ地区に関する決議案(修正案を含む)に米国が拒否権を発動したのは５度目だ

▼人質釈放が前提になっていないというのが口実だが、詭弁だ。何故なら、同決議案は休戦措置が実現すれば人質も釈放されるということを示唆しているからだ。イスラエル側は、決議案はハマスを鼓舞するものだとし、米国に「謝意」を表明した。残忍さ、野蛮さにおいてナチスに引けを取らないネタニヤフ政権を無条件に支持擁護するバイデンの罪は決して拭えない

▼それだけではない。オバマ政権の副大統領時代からウクライナのネオナチ勢力を操り、クーデターで合法政府を転覆させ、用意周到に対ロ代理戦争を準備させた張本人がバイデンだ。この人物がトランプの大統領就任前に今の戦争を取り返しのつかない状態にし、第三次世界大戦を誘発するのを前提に、ウクライナに提供した長距離ミサイルをロシア本土攻撃に使うことを「許可」したのは偶然ではない

▼ディープステートが背後にいることは火を見るより明らかだ。（益）