公式アカウント

芸術の力で朝・日市民が一つに/金剛山歌劇団鹿児島公演

2024年11月13日 13:28 文化・歴史

手を取り合い準備に奔走

乾杯の音頭をとる白充弁護士(金剛山歌劇団沖縄公演共同実行委員長)と李清敏委員長、金正守団長、出水公演の山﨑幸蔵実行委員長(左から)

2005年、11年に続いて今年、13年ぶりに鹿児島県出水市で金剛山歌劇団の公演が開催された。同胞社会のなかでも同胞数が少ない地域である鹿児島で、歌劇団公演の成功を収めることができたのは、同地域で継続して行われてきた朝・日の草の根の交流と強固な連帯の絆があった。

「出水市で長年育まれてきた朝・日連帯の輪があったからこそ13年ぶりに金剛山歌劇団公演を実現することができた」

総聯鹿児島県本部の李清敏委員長は、草の根の交流を通じた信頼関係と経験の蓄積があれば同胞数が決して多くない地域でも歌劇団公演を実現することができると力を込める。

鹿児島では、朝・日平壌宣言が発表される以前の2002年4月に、出水市日朝友好協会(以下、出水日朝協会)が結成され、これまで7回にわたる訪朝を実現し、組織を活性化させてきた。また、金剛山歌劇団公演の開催(05、11、24年)、理事会や例会での講演など、活動を継続的に展開していくなかで、朝鮮の現状や同胞社会と朝鮮学校に関する認識を深めた。コロナ禍によって訪朝の実現が厳しい情勢下では、朝鮮大学校訪問ツアーを企画するなど、創意工夫を凝らした活動も企画してきた。

入念に打ち合わせを行う実行委員ら

今年は、金剛山歌劇団がその名を受け50年という節目に際した巡回公演が各地で予定されていたなか、「鹿児島でも13年ぶりに公演を実施しよう」という李委員長の呼びかけに、出水日朝協会も呼応。年間計画に公演の開催を織り込んだ。

こうして今年7月、

Facebook にシェア
LINEで送る