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“強制労働否定の新たな形態”/佐渡朝鮮人労働の展示を問う討論会

2024年10月04日 08:00 歴史 社会

強制動員真相究明ネットワークが主催する討論会「世界文化資産『佐渡島(さど)の金山』の朝鮮人労働の展示を問う!」が9月23日にオンラインで行われた。

多くの朝鮮人が強制労働に従事した佐渡鉱山の坑道内(22年撮影)

今年7月、インド・ニューデリーで開かれたユネスコ世界遺産委員会において、戦時中に朝鮮人が労働を強いられた「佐渡鉱山」が世界文化遺産に登録された。今回の登録に際し、2015年の「明治産業革命遺産」と同様に戦時の朝鮮人強制労働が問題となり、結果、日本政府は、佐渡市が運営する相川郷土博物館で「朝鮮半島出身者を含む鉱山労働者の暮らし」の常設展を行うことを発表した。しかしこの展示は「朝鮮半島出身労働者」の存在は認めても、「強制労働」を認める内容とはなっておらず、日本の国内外から、日本政府の姿勢に対する非難の声が上がり続けている。

討論会は、佐渡鉱山の世界遺産登録決定を受け、今後の取り組みについて議論する場を設けようと企画された。

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