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長野初中で田植え、「食べ物の大切さ」実感

2013年05月28日 16:15 主要ニュース

田植えを楽しむ児童・生徒たち

長野朝鮮初中級学校で22日、恒例の田植えが行われた。児童・生徒、教員、日本市民ら約70人が参加した。

この活動は17年前、日朝県民会議が朝鮮に送る「支援米」を作ろうと呼びかけて、始まった。しかし、日本政府の対朝鮮経済制裁により「万景峰-92号」の入港が禁止されると、朝鮮に米を送れなくなった。その後は、児童・生徒たちに「食べ物の大切さ」を知ってもらおうと、活動が続けられた。

日朝松本市民会議の杉本文男会長はあいさつで、「支援米」を作る活動に取り組んだ市民団体の実績について報告しながら、朝鮮学校の児童・生徒たちとの交流を深め、これからも支援活動を積極的に行っていきたいと、力強く語った。

参加者たちは2時間にかけて田植えを行った。初級部1年生たちは上級生たちに手伝ってもらい、初めて経験する田植えを楽しんだ。

今後、夏には草刈り、秋には稲刈りなど、1年を通じて稲を育てる活動が行われる予定だ。

17年間続いているこの活動により、毎年500kg以上の米が作られている。作られた米は「学校米」として学校の支援に充てられている。

(長野初中)

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