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「学校のためにアクションを」/「ゴールデンキャンプ」発案の北大阪青商会

2013年05月17日 14:42 主要ニュース

大盛況に終わった「ゴールデンキャンプ」(写真はイベント最終日の閉会式にて)

「ゴールデンキャンプ」は北大阪青商会会員らの学校に対する熱い思いから生まれた企画だ。同青商会の思いに賛同した大阪府青商会がこれをバックアップしたことにより、早期実現に至った。

北大阪青商会会員をはじめ、北大阪地域同胞たちの北大阪朝鮮初中級学校への思いは強い。校内の美化活動をはじめ、日本市民との交流行事を新しい形で行うなど、同校を守り、発展させていくため常日頃から奮闘している。同校に変わらぬ愛情を寄せる同胞たちは、今年2月に学校創立55周年を記念して「제자리(チェジャリ)」コンサートを盛大に開催した。「自分たちのよりどころ」をテーマにしたコンサートには地域同胞を含む府内の1,000余人が参加。多くの感動を呼んだ。

北大阪青商会の金ソッセ幹事長は、「『チェジャリ』が終わって同胞たちの気持ちが少しずつ盛り上がっているいま、ウリハッキョのためにすぐにでもアクションを起こしたかった」と語る。

企画当初100人を目標にしていたイベントには200人を超える参加者が集った。日帰りを予定していたある家族が急きょ予定を変更して二日目も参加したほど好評だった。

イベントは終始子どもたちの笑顔が絶えなかった。

イベント会場には次世代を担う朝青員たちの姿も。若い年代が率先して準備作業を行い、イベントの成功に貢献した。学校と同胞社会を思う青商会の先輩たちの情熱に、パワーを感じたと語る朝青東淀川支部の金是明総務部長(30歳)は、「朝青員も何か協力できないかと参加した。当日は、200人分の焼きそばづくりから始まり、予想を覆す大変な作業がたくさんあったが、参加した子どもや親たちの笑顔を見られて本当に良かった」と述べた。

イベントには府内の青商会会員とOBから多大な支援が寄せられた。今回、マグロ解体ショーに使用された40キログラムのマグロの購入には北大阪青商会の趙成文顧問が尽力。ショーでの調理は元プロの料理人である八尾柏原青商会の崔尚昱直前会長が担当した。また、生野西青商会の会員からはキムチ10キログラム、中西青商会の会員からはズワイガニとオモニたち用に婦人用サンダルが提供された。

実行委員長を務めた北大阪青商会の金昌文会長は、最終日に会場の後片付けを終えながら「同胞コミュニティの良さを改めて感じる機会にもなった」と、多くの人々の支援により成功を収めたイベントの様子を振り返った。

金会長は今後、イベントの教訓をもとに、来年、再来年と行事の定例化を目指していきたいと語る。

「今回は一つの試みとして行ったが、これからはこの行事を地域活動のモデルとして確立し、民族教育の発展とセセデ交流の活性化につなげていきたい。いつか私たちの世代が青商会での活動を終えるときに、新たな伝統を創造し、そのバトンを渡せるように準備したい」

来年、大阪府青商会はイベントに400人の参加者を募ることを構想している。(辰)

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