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〈3.31全国集会&パレード〉パレード盛り上げる日本のサークルメンバーら

2013年04月01日 16:25 主要ニュース

街中に響くチャンゴの音

参加者らがパレード行進を行う間、終始、どこからともなくチャンゴやケンガリなど朝鮮半島に伝わる民族楽器の音が響いていた。勢いよく響き渡る音色は、参加者たちのシュプレヒコールを後押しした。パレード行進には都内を中心とした関東圏内の4つのチャンゴサークルから、約15人のメンバーが「楽器隊」を組み参加した。

勢いよく演奏しながら、パレード隊と共に街中を練り歩いた。

メンバーらはみなが日本市民。いずれも、集会の主旨に賛同する各サークルメンバーらが、「デモ行進を少しでも盛り上げたい」と会場に駆けつけた。

ケンガリを打ち鳴らしながら道路を練り歩いていた古内綾子さん(55)は、「サークル活動で出会った在日朝鮮人を通じて、日本社会における彼らの処遇を知った」という。

居住する西東京市では、市内にある朝鮮学校への支援活動などにも参加してきたという古内さん。「在日朝鮮人に対する差別意識をむき出しにする右翼団体を目の前にしながらも「彼らの罵声に負けないよう楽器を鳴らしたい」と語っていた。

古内さんは、「高校無償化」から朝鮮学校だけが除外されている問題について「明らかな差別」と強調。憤りをあらわにしながら、「朝鮮学校の生徒だけが条件をつけられ、差別される世の中はおかしい。子どもの権利は大人が守るべき。(私たちの姿を通じて)生徒たちには、友好的な日本人がいることを知ってほしい。これからも、少しずつでも自分にできることをやっていきたい」と話した。

(周未來)

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