群馬初中代表たちに折鶴3,770羽を伝達、南支援団体からエール
2013年04月01日 16:25 主要ニュース会場の一角では、朝鮮学校を支援する南の市民団体「モンダンヨンピル」の代表たちが、群馬朝鮮初中級学校と同校のオモニ会、女性同盟群馬県本部が行っている「私たちの夢、私たちの心プロジェクト」に宛てた折鶴3,770羽をオモニ会代表に手渡した。
同プロジェクトは、4月末に開かれる国連社会権規約審議委員会に参加する女性代表団を通して、「高校無償化」実現への思いを折鶴に込めて届けようというもの。群馬初中オモニ会メンバーたちが発案した。
「モンダンヨンピル」を代表して来日した金明俊執行委員は、「SNSを通じて、同胞たちの活動を知った。自分たちも何かしなければと、韓国市民に同プロジェクトへの賛同を呼びかけた」と説明。当初、1,000羽を目標にしていたが、南の幅広い個人、団体にまたたく間に広がり、わずか3週間で3,000羽以上の折鶴が集まった。
金執行委員は、日本政府が朝鮮学校を「高校無償化」の適用対象から除外したことに対して、「腹立たしい。日本政府は、なぜ今日にいたってもこうした差別を続けるのか。理解に苦しむ」としながら、「これは在日朝鮮人だけではなく、南朝鮮、日本市民たちが共に解決すべき問題だ。差別が公然化する一方で、南では朝鮮学校に対する関心が高まっている。よりたくさんの人々に朝鮮学校支援を呼びかけていきたい」と話した。
折鶴を受け取った群馬初中オモニ会の崔正美前会長(43)は、「こんなにたくさんの折鶴をもらって本当にありがたいし、心強い」としながら、「この活動が想像以上に広まっていることに驚いている。現在、日本各地の同胞、日本市民のみならず南朝鮮や外国からも折鶴が続々と届いている。それだけ朝鮮学校の存在が貴重だということを実感している。小さな力が集まればきっと大きな力になると信じている」と話した。
(周未來)