〈写真特集〉第2回青商会学園
2024年04月12日 15:49 在日同胞出会いの喜び、別れの涙で再会を約束
「準備に1年もかかるんですか?」
第2回青商会学園(3月25~28日、朝鮮大学校)の最後の企画「スペシャル学芸会」を終え、閉園のあいさつで学園長の安剛志さん(40、岡山県青商会会長)が来年も第3回目を行う予定だと伝えると、子どもたちからこのような質問が出た。
「1年も待てない。すぐに開いて欲しい」という懇願がこもった質問だった。
運営に携わった青商会のメンバーや「ソンセンニム(先生)」として4日間を共にした朝大生たちが、学園が大成功に終わったことを実感した瞬間だった。
朝鮮学校がない地域に居住する子どもたちにも民族教育を体験させてあげたいという思いから始まり今年2回目の青商会学園。
子どもたちは、朝鮮語の語彙や発音、文法について学んだ「ウリマル授業」、チヂミやキムパプ作りに挑戦した「朝鮮料理グランプリ」、多摩動物公園への遠足、七輪を囲んだ焼肉パーティーに花火や運動会を満喫した。また学園期間に習得したウリマルや歌、チャンダンを披露した「スペシャル学芸会」では「青商会学園の歌」を合唱し、「ソンセンニム」や青商会関係者、リモート視聴した父母や同胞たちに大きな感動を与えた。
「ソンセンニム」や友だちと初めて出会い、また再会した子どもたちは、一瞬にして仲良くなり、習ったウリマルを得意げに披露しあったり、寝食を共にしながら笑い涙し、生涯忘れることのない時間を過ごした。
第2回青商会学園の3泊4日を写真で振り返る。(盧琴順)