〈写真特集〉笑顔満開の3泊4日／第1回青商会学園

ウリマル、ウリノレ、ウリチャンダンに触れ

アイデンティティを共有

　(運動会後の記念撮影。汗を流し、笑いあり涙ありの学園生活を過ごした)

中央青商会が主管する「第1回青商会学園」（3月26日〜29日、茨城初中高）には、北は北海道から南は九州まで、日本の学校に通う54人の同胞児童たちが一堂に会し、普段はあまり触れることのないウリマル、ウリノレ、ウリチャンダンなどを学んだ。民族の文化に触れ日本各地にいる同じアイデンティティを持つ仲間たちと有意義な時間を共有し、終始笑顔が弾けた。

(民俗体験。朝大生からチャンゴなどの民族楽器を習った)

朝鮮大学校の学生たちによる公演、朝鮮語の授業、「ウリ民俗体験」、水族館見学、運動会など盛りだくさんの3泊4日。

初日、「おはよう」で始まった挨拶は数時間後には「アンニョンハセヨ」に、「センセイ」が「ソンセンニム」、「ありがとう」が「コマプスムニダ」に変わっていった。

（台風の目（棒リレー）は呼吸と足並み揃えてのチームワークが勝利のカギ。息を合わせ全力で駆け抜けた）

そんな児童たちの成長に、この期間子どもたちの「ソンセンニム」として活躍した朝大生やスタッフとして食事の配膳や運動会の設備設置など全ての運営作業を担った青商会のメンバーたちは目頭を熱くした。

最終日に行われた実技発表会は、朝鮮語での会話や合唱、チャンダンと踊りなどが披露され、短期間で覚えたとは思えない水準での発表会となり観覧者たちを感嘆させた。

（別れを惜しむ児童たち。次の青商会学園での再会を誓いあった）

娘が参加した北海道在住のあるアボジは「最初は行きたくないと言っていたのに、みんなと別れた後の帰り道、次も絶対行くから連れてってねと号泣しながら懇願された。民族教育を受けさせてない娘にこんなに貴重な経験をさせてくれて、中央青商会、朝大生には感謝の気持ちでいっぱい」と涙を浮かべた。

「第1回青商会学園」の様子を写真で紹介する。（文と写真＝盧琴順）

運動会でも笑顔が弾け、勝利のVサイン

狙いを定め集中。射的を楽しむ児童たち

青商会のメンバーたちが食事の取り分け、皿洗いなどを担った

毎食、女性同盟茨城と茨城初中高教育会のオモニたちの真心こまった食事を味わった

元気に学び、たくさん笑って汗をかき、食欲旺盛の児童たち

水族館で楽しいひと時を過ごした

最終日に行われた実技発表会では朝鮮語による会話を披露した

朝鮮語授業で学んだ成果を仲間たちの前で発表した

クラスごとに行われた少数授業のようす

大活躍の朝大生たち

学園生活

食事の時間

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