〈人・サラム・HUMAN〉だいろく友の会　事務局長／鎌田浩昭さん（55）

自分なりの角度からできることを

19年、東京第6初級での公開授業で、鎌田浩昭さんは初めて朝鮮学校を訪れた。大きな窓から陽光が差す教室で、幼稚班の児童らが絵本を読む姿が忘れられないという。「自分の国籍さえ知らない子どもたちが、決して差別を受けてはいけない」。

その後、20年8月に発足しただいろく友の会に参加。23年からは事務局長として東京第6初級を支援する活動を続ける。

現在、注力するのは教員や保護者らの「地域の住民たちと交流したい」という声を実現すること。鎌田さんらだいろく友の会メンバーは、町内会や地域の琴教室、絵本のお店などを回り子どもたちとの交流の可能性を模索してきた。

東京第６初級　公開授業／関係者、参加者の声

東京第６初級で公開授業／草の根の相互理解、広がる