公式アカウント

宇宙開発者たちの奮起

2023年04月21日 06:47 論説・コラム 春・夏・秋・冬

宇宙進出がいくつかの先進国に限定されていた時代は終わった。現在は、宇宙開発においても多極化の時代だ。

▼ 朝鮮は1998年と2009年に試験衛星の打ち上げに成功した。初の実用衛星(「光明星−3」号2号機)打ち上げに成功したのは2012年12月。 設計から製作、打ち上げと観測に至るまですべてが国産化された実用衛星が地球軌道に乗ることで、朝鮮の宇宙開発は新たな進化と発展の段階に入った。宇宙開発計画を作成し、その実行を統一的に指導・監督・統制する国家宇宙開発局が創立されたのは翌年、2013年の4月だ。すでに10年が過ぎた。

▼ 朝鮮における宇宙産業の急速な成長は卓越したリーダーシップ、人間重視の政治、一心団結の社会秩序と無縁ではない。 2012年4月に打ち上げられた実用衛星は軌道進入に失敗した。 その年の12月に再打ち上げによって軌道進入に成功した後、ある開発者を取材した。 金正恩総書記は、常に開発者たちと共にいらした、科学は失敗をする中で発展するものだと勇気を与えくれて、問題解決の方法も指南された…自らの体験を熱心に語る開発者は、より高い目標を向けた新たな決意にあふれていた。

▼金正恩総書記は今月18日、国家宇宙開発局を訪れ、技術革新に関する課題を示した。リーダーの大きな信頼と激励が開発者たちの努力と奮起を促している。朝鮮の宇宙産業は、特有の方法で飛躍を遂げている。 (永)

Facebook にシェア
LINEで送る