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総書記の業績

2012年12月18日 10:57 春・夏・秋・冬

朝鮮が光明星3号の発射成功を発表してから数時間後、北米航空宇宙防衛司令部が「物体(衛星)の軌道進入」を認める声明を出した。米国は98年と09年の打ち上げについて「失敗した弾道ミサイル発射実験」だと主張した。今後は成功した宇宙ロケットの発射について公言せざるを得なくなる。

春夏秋冬

▼朝鮮は過去二回の発射も成功したと発表した。当時、NASAが公表する「人工衛星発射情報」に光明星1号が記された。ロシア政府は光明星2号の軌道進入を公式に確認した。しかし米政府は「失敗論」で国際世論を操り「北朝鮮封じ込め」のための情報を流し続けた。

▼衛星を軌道に乗せるためにはエンジン技術、精密加工、計測・制御などすべての科学分野が最先端に達していなければならない。金日成主席がその土台を築いた。朝鮮の自立経済は、敵対国の半世紀以上にわたる制裁を受けながらも、独自の発展を遂げた。自力更生による技術革新が起きた。総合的国力の象徴ともいえる宇宙産業の誕生は、その歴史の総括である。

▼金正日総書記は主席生誕100周年・2012年を目標達成の年と定めた。遺訓は見事に貫徹され、朝鮮の実力を米国は認めざるを得なかった。最初の試験衛星発射から14年。苦しかった試練の時期、米国との対決戦の最中に世界を驚愕させる飛躍が強いリーダーシップによって準備されていた。逝去から1年、総書記の業績を今あらためて思い起こす。(永)

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