「大慶事」に沸く平壌/「光明星3」号2号機打ち上げ成功のニュースにふれて
2012年12月13日 13:45 主要ニュース 共和国市内中心部で踊りの輪も
【平壌発=鄭茂憲】12日の午後12時10分頃、市民たちは朝鮮中央テレビの報道を通じて、実用衛星「光明星3」号2号機の打ち上げが成功したというニュースを初めて知った。
市民たちは、ニュースを聞いたとたんに明るい表情を浮かべながら、「本当に気分がいい」「痛快だ」と、それぞれのよろこびをあらわしていた。
報道の後、平壌中心部にある平壌大劇場前の広場では、踊りの輪が繰り広げられた(写真)。軽快なチャンダンが鳴り響く中で、チョゴリを着た男女が輪になって農楽舞を踊りながら、道行く市民たちの注目を集めた。平壌大劇場を活動拠点とする「ピバダ歌劇団」のメンバーが繰り広げた踊りの輪だった。
歩みを止め、そのようすを楽しそうに眺める市民や、踊りの輪に飛び込んでよろこびを共に分かちあう市民たちで、平壌大劇場前の広場は「祝日」の雰囲気に包まれていた。
「ピバダ歌劇団」芸術部のソン・チョルナム総長(43)は、創作活動に取り組んでいる際中に報道に接した。その瞬間、メンバーたちが「万歳!」の声をあげ、「人民たちを鼓舞しよう」と外に飛び出していったという。
ソン総長は、「私たちは間もなく金正日総書記の一周忌を迎える。総書記は人民の幸せのために一生をすべて捧げ、殉職した。強盛国家建設の明るい展望を開いた『光明星3』号打ち上げ成功のニュースを聞きながら、総書記に対する懐かしさがいっそうこみあげてきた」と語った。
「100点満点」
一方、12日夜には衛星が打ち上げられるようすが収められた映像がテレビで放映されたほか、関係者のよろこびの声も紹介された。
平壌郊外にある衛星管制総合指揮所のキム・ヘジン室長(44)は、冬に衛星を打ち上げるのは技術的に非常に難しいが、必ず成功すると考えていたと話しながら、「分離された衛星からは、金日成将軍と金正日将軍の歌が鳴り響いている。今回、われわれが打ち上げた衛星の進入技術は、点数をつけるなら100点満点だと言える」と力強く話した。
(朝鮮新報)