朱鞠内強制労働の歴史に触れ/それぞれの感想
2022年10月21日 13:38 歴史写真パネルや解説文、位牌、さらには当時の労働者が使用していた衣服や足袋など、豊富な資料が展示された「笹の墓標」巡回展。友人からの口コミで足を運んだという片山文恵さん(65)は「朱鞠内での朝鮮人強制労働について初めて知りびっくりした」と話す。
「朱鞠内をはじめ、北海道全域でこんなにも多くの朝鮮人が労働させられていたことに、ただただ驚くばかりだった。労働現場の近くに慰安所もあったと知って衝撃だった」。
尾関裕郎さん(36)も「初めて知ることが多く、整理が付かないくらいだ」としながら「遺族から届いた手紙を読んで、歴史がとてもリアルに感じた。生身の人間が訴える声として印象に刻まれた」と話した。