ビジネスコース受講生らが目指すもの/茨城初中高
2022年09月26日 09:00 民族教育発案から集客まで主体的に
現在、ビジネスコースで学ぶ生徒は3人。そのなかで唯一の高級部2年、尹志友さんは1学期で簿記3級に合格し、着実な成果をあげている。今はテキストを参考に、金融リテラシーについて学びを深めている。
主に広報、宣伝を担当している生徒たち。プロジェクトを通じて「スキルアップとウリハッキョのためになっている実感」があるという。インスタグラムやFacebookなど、広い世代に好まれるSNSを駆使して、同胞たちへプロジェクトの魅力をアピールする。集客につながるコンテンツから原稿まで、すべて自分たちで考え、作り上げることに力を注ぐ。
「地元の群馬同胞たちまでもが『頑張っているね』とねぎらってくれる。実践を通してビジネスや金融リテラシーについて学べるのはもちろん、同胞たちのためになる活動をできるという点で、達成感を味わっている」と尹さんは目を輝かせた。
「これからは各地に取り組みを広げられるよう、朝高生たちを対象に自分たちの経験を伝授する『リモート塾』なんかもやってみたい。そのためにもより多くの成果をあげていけるよう、実践を続けていきたい」(尹さん)
“一翼担いたい”