青年節を迎えて
2022年09月05日 14:55 論説・コラム 取材ノート青年節は、朝鮮共産主義青年同盟(共青)の結成日(1927年8月28日)を記念して制定された青年の祝日で、1991年に制定された。
今年も朝鮮では青年節(8月28日)を迎え、各地で多彩なイベントが行われた。
当日の夜の朝鮮中央テレビでは、青年節を祝う数々のイベントの様子が映し出された。
その中でも平壌市和盛地区1万世帯住宅建設の現場で行われた青年大学生たちによる大合唱公演「太陽の青春」は、人数が数えきれないほど多く大迫力なものだった。
筆者が朝鮮で初めて迎えた青年節は、共青の結成90周年を迎える節目の年で、多くのイベントが開催された。大学生だった筆者もその日は朝鮮の学生たちとの運動会で汗を流し、歌を歌いながら青年節を祝ったのを覚えている。8月28日が青年たちにとって特別な日だということを初めて肌で感じた日だった。
朝鮮では、朝鮮労働党第8回大会(2021年)以降、条件が厳しい各地の農村や炭鉱、工場に志願する青年たちが増え、現在も国内のメディアで頻繁に報じられる。総聯でも、8月初旬、豪雨の影響を受けた新潟県の水害地域で、同胞青年たちが過酷な環境の中でも復旧活動に取り組んだ。
朝鮮でも総聯でも青年たちのパワーは不可欠。私もその一人として頑張りたい。
(鈴)