〈明日につなげる―無償化裁判がもたらしたもの―〉東京弁護団(中)
2022年06月28日 08:00 民族教育責任と使命、手繰り寄せた法的成果
東京弁護団では、朝鮮学校を無償化制度の対象とする規定の削除が違法で、それを判断させるのがポイントだという考えで、裁判に臨んでいた。とりわけ、参加した弁護士たちが印象深く語ったのは、大きい弁護団の場合、代印といって一人の弁護士が取りまとめて押すことがある。しかしこの弁護団は、すべての書面に必ず全員がハンコを押したという。今回の訴訟に、全員が責任をもって臨むという一つの示しであった。