〈高校無償化〉都内朝鮮学校教職員、保護者らが要請、「不安や絶望感じさせたくない」
2012年11月29日 15:58 主要ニュース東京都内の朝鮮学校教職員および保護者の代表5人が11月27日、文部科学省を訪れ朝鮮高級学校への「高校無償化」即時適用を求める内閣総理大臣、文部科学大臣、内閣官房長官宛ての要請書を提出した。要請書は、「教育にたずさわる者として、未来ある彼ら(朝鮮学校生徒)にこれ以上、不安や絶望を感じさせたくない」などと指摘した。
席上で代表らは、「朝鮮学校と日本市民が交流している地域がたくさんある。無償化が実現されれば互いに交流がない地域にも広がっていく」「朝鮮学校をいじめているとしか思えない。何度も要請に来ているが何の進展もない」「親の苦しみ、生徒の苦しみに理解を示してほしい」「他の外国人学校と同じレベルで審査すべきだ」などと訴えた。
文科省の担当者は、学校関係者に申し訳ない思いを持っているが、今後も審査基準にのっとって確認していきたいと話した。
(李東浩)