〈それぞれの四季〉「青商会未来授業」/李慧娘
2021年09月11日 09:00 コラム先日、ウリハッキョで「青商会未来授業」というイベントが行われた。「ロケット発射実験」、「プログラミング教室」などの講座が用意され、子どもたちは有意義な学びの時間を過ごした。
この日、植松電機の社長で日本の宇宙開発にも携わっている植松努さんの特別講演も行われた。「思うは招く」という題目でご自身の子どもの頃の体験談なども交えながら夢を持つことの大切さについて語ってくれた。
「『諦めること』をはじめから知って生まれてくる人はいない。他人の『どうせ無理』という言葉で『諦めること』を覚えてしまう。誰かが夢を語った時、否定のことばではなく『だったら、こうしてみたら?』と声をかけてあげよう。一度の失敗で諦めず、考えることをやめなければ夢に近づくことができるよ。AIが活躍するこれからの時代、人間には“考える力”がより求められる…」
とても良いお話だった。私が学生だった25年前はウリハッキョ卒業生の選択肢はそう多くなかったと思う。でも今はウリハッキョでも夢を叶える力を身につけることができる。いや、個性が求められるこの時代だからこそ、ウリハッキョで学ぶ事がプラスになるのだ!
子どもたちには自信を持って、しっかり学んでいってほしいと思った。青商会の皆さん、素晴らしい企画をありがとう。
(札幌市在住、朝鮮学校保護者)