日体大選手団が訪朝、スポーツ通じた笑顔の交流、親善試合と合同練習
2012年11月16日 18:00 スポーツ 主要ニュース大学生間初の文化交流
【平壌発=鄭茂憲】日本体育大学の柔道、サッカー、レスリング部の学生らからなる46人の選手団(団長=松浪健四郎理事長、副団長=谷釜了正学長)がスポーツ交流を目的に、11~17日の日程で朝鮮への海外遠征を行った。往復時に北京で1泊ずつしたため、朝鮮滞在は4泊5日と短かったが、その間朝鮮体育大学との親善試合を行い、柔道とレスリング部員たちは合同練習で共に汗を流した。朝・日の大学間による文化交流は初めてだという。
また、日体大と同じ日程でアントニオ猪木氏も朝鮮を訪問。13日には朝・日友好親善協会顧問である朝鮮労働党の金永日書記が、14日には国家体育指導委員会の張成沢委員長が、日体大代表団役員や猪木氏らと談話を交わした。
日体大の松浪理事長は、「滞在期間は短かったが、心からの温かい歓迎を受けてわれわれは感激している」と謝意を表しながら、両国間に政治的空白が続いているが、「若い人たちは何の偏見も持っていない。だからこそ、このような交流は両国にとって大変意義深いと思っている」と述べた。