「元気に学校生活送って」/朝青宮城が「朝青給食」、東北初中で
2021年03月19日 14:12 主要ニュース 民族教育東日本大震災から10年に際し
朝青宮城県本部が13日、東北初中の児童・生徒らを対象に「朝青給食」を行った。
今回の行事は「東日本大震災から10年に際し、東北初中の児童・生徒らのために何かしてあげたいという思い」(朝青本部・呉龍雨委員長)から企画された。朝青のみならず、震災当時、県内で救援活動を行った崔純彰さん(33、福岡県在住)をはじめとした多くの同胞がこれに協力した。
この日の給食メニューは焼肉。前日の深夜から仕込みを開始し、当日は10人の朝青員らが参加した。新型コロナ対策のため、朝青員たちが肉を焼き、それを子どもたちに提供する形をとった。
子どもたちは炭火で焼いた香ばしい焼肉を美味しそうに頬張り、満面の笑みを浮かべた。その後、朝青員たちへ元気にあいさつし、全員で記念写真をとった。
柳相宇さん(中3)は「朝青給食」が格別においしかったと満足げに話し、「朝青の先輩たちが自分たちのために給食を準備してくれて、感謝の気持ちでいっぱいだ」と話した。
山形から参加した李延智さん(23)は「子どもたちが美味しそうに食べてくれてうれしい。これからも元気に学校生活を送ってほしい」と笑顔を見せた。
(丁用根)