WEB写真展「東アジアの平和について考える」/3月7日から13日まで公開、朝青や4団体がともに
2021年03月02日 13:41 主要ニュース 朝鮮半島在日本朝鮮青年同盟、日本青年団協議会、中華全国青年連合会、世界平和青年学生連合が協力し、3月7日から13日にかけて写真展「東アジアの平和について考える」をWEB上で開催する。
4団体の青年たちは、新型コロナウィルス感染症の影響で直接会って交流することが難しい状況下でも、さまざまな形で草の根交流を続けてきた。そんな交流活動の一環として行われる今回のWEB写真展は、今年に予定されている五輪の基本精神「差別なき連帯」を体現したものであると同時に、国家間の関係性を超え東アジアの平和を自らの手で手繰り寄せようとする、青年たちの強い意思が込められたイベントだ。
朝鮮半島の軍事的緊張を激化させる南朝鮮軍と米軍による合同軍事演習が3月に強行されようとしている中、写真展を開催する青年たちは、北南朝鮮の統一が東アジアの平和を実現するうえで成しえなくてはならない重要課題であるとの認識のもと、統一への願いをこめた写真を展示することにした。ほかにも作品を通じて、日本社会に根強く残る社会的マイノリティーへの排外主義、とりわけ在日朝鮮人差別問題に対して警鐘を鳴らしている。
一方では、北南朝鮮、日本、中国の青年たちの日常風景を切り取った写真やコロナ渦の中で医療従事者たちを励ます映像など、心温まる内容の作品にも触れることができる。
今回の写真展は7日間のみの限定公開となっているが、すでに各方面から関心が注がれている。閲覧は無料。今回の写真展を開く4団体の関係者たちは、一人でも多くの人々が展示作品に触れ、国際交流親善への思いをともにすることを願っている。
(李永徳)
WEB写真展「東アジアの平和について考える」
写真展URL:https://seinendan.jp/photo/