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〈取材ノート〉新成人たちの抱負

2021年02月01日 08:30 コラム

「在日朝鮮青年の日」(1月11日)を迎え、今年も多くの同胞青年たちが人生の新たな門出を迎えた。

色とりどりのチマ・チョゴリやピカピカのスーツを身にまとった新成人たちが多くの同胞らの祝福の中、同級生たちと肩を組んで「大人」としての一歩を踏み出す―そんな当たり前の光景が、今年は感染症の拡大により奪われた。

各地で成人式が中止・延期となる中、新成人たちが本紙に抱負を寄せてくれた。

ある青年は「人生の新たな門出に胸踊らせながら用意したチマ・チョゴリやスーツを着ることも、友だちと互いに喜びを分かち合いながらお酒を飲むこともできなかった」と率直な悔しさを吐露した。

一方、非日常的な状況の中で、強く感じたものがあったという。

前述の青年は、成人式が行えなくなる中「本当に多くの方々が、様々な形で私たちを温かく祝福してくれた」とし「そのおかけで寂しさよりも感謝の気持ちをより強く感じることができた」と謝意を表した。

また、ある青年は「こんなときだからこそ、われわれ新世代たちが前を向き、同胞たちに勇気を与えなければならないと感じる。両親や先生方が注いでくれた愛、そして信頼に応えたい」と決意を述べた。

未曾有のコロナ禍の中でも感謝の気持ちと揺るぎない決意を抱いた頼もしい新成人たちが、同胞社会の明るい未来を切り開いていく。

(根)

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