〈それぞれの四季〉私を形づくるもの/崔泰順
2020年12月23日 09:32 コラム私のすべては朝鮮学校でできている。
初めは両親が選択し、物心ついてからは自らが選択した朝鮮学校出身者としての道。
世代と共にそれぞれの価値観や真理も変わるなかで時には揺らぐこともあるが、ウリハッキョで身につけた愛や友情、民族の魂は、自分にとって大切だと気づきまた進む。特にウリマルは大人になった今も私を守ってくれている。
岩手、静岡、福岡、東京、山口で暮らし、いつも学校と同胞の中で生きてきた。
2011年に被災し山口に来てからは、子どもたちをウリハッキョに通わせる親になれた。