〈朝鮮労働党大会の軌跡 3〉社会主義基礎建設の完成に向け
2020年12月27日 09:00 主要ニュース 政治設計図示した第3回大会/1956.4.23〜29
3年間の戦後復旧事業(1954〜56年)を基本的に完了した朝鮮では、日帝の植民地支配によってもたらされた経済の不均衡状態を一定程度克服したものの、依然として少なくない部門にその残滓が残されていた。こうしたことから、工業の不均衡と農村の立ち遅れを克服し、自立的で現代的な工業と農業を建設するために、工業化の強固な土台を築くことが求められていた。
社会主義建設において歴史的な転換点となったのが、朝鮮労働党第3回大会であった。1956年4月23日から29日に開催された大会では、社会主義基礎建設を完成させるための設計図が示された。