〈広島無償化裁判〉後輩たちが安心して学べるように/原告ら最高裁へ上告
2020年10月28日 16:45 主要ニュース 民族教育朝鮮学校を高校無償化制度の指定対象から外したのは違法だとして、広島朝鮮初中高級学校を運営する広島朝鮮学園と同校卒業生ら109人が国を相手取り起こした国賠訴訟で、同学園と卒業生らは10月16日の広島高裁判決を不服とし、27日付で最高裁へ上告した。
2013年8月1日の提訴から始まった同裁判は、1審の広島地裁(17年7月19日)が原告側の請求をすべて棄却する不当判決を下した。これを受け、原告側は同年8月1日に控訴し、翌年5月15日に控訴審が開始。今年6月12日に結審した2審では、朝鮮高校が対象となる根拠規定を削除した国の行為に対し、その違法性を問うことなく合憲と判断した。
最高裁への上告と関連し、広島初中高の李昌興校長は