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“核抑止力で未来を保障”/戦勝67周年を盛大に記念

2020年07月31日 11:35 主要ニュース 共和国 政治

朝鮮で祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利(1953年7月27日)67周年を迎え、第6回全国老兵大会をはじめとする各行事が盛大に行われた。

戦勝67周年を祝い、打ち上げ花火が平壌の夜空を彩った(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

平壌で全国老兵大会

朝鮮中央通信によると、7月27日、金正恩委員長の参席の下、第6回全国老兵大会が平壌の4・25文化会館で行われた。大会には朝鮮戦争参戦老兵と戦時功労者、各道党委員長と省、中央機関、武力機関の活動家、革命学院の教職員、生徒、平壌市内の青年学生が参加した。

大会では金正恩委員長が祝賀演説を行った。

委員長は、祖国解放戦争は、厳しい祖国防衛戦であると同時に、第二次世界大戦後、自主勢力と支配勢力、社会主義と資本主義の間の最初の全面戦争であったと指摘。わが国が世界「最強」を誇る米帝国主義とその追随勢力の軍事的攻勢を食い止め、領土と自主権を死守したことは民族史と世界革命史に特筆すべき出来事だったとし、7・27は地球上で反帝・自主と社会主義、民族解放革命の嵐をもたらした転機となったと述べた。

また、7・27がなければ社会主義朝鮮のこんにちもないであろうし、アジアと全世界に対する帝国主義の傲慢な企図も阻止できなかったとしたうえで、 戦後の社会主義革命と建設の新しい歴史の方向を示し、祖国と人民が永遠に勝利することができる誇り高い伝統と財産をもたらし、世界の政治構図を変え、自主と社会主義へと進む時代の流れを力強く推し進めたことに、7・27のもう一つの大きな意味があると強調。祖国解放戦争の勝利は、わが軍隊と人民の崇高な愛国主義と集団的英雄主義の勝利であり、不正義と反動に対する正義と進歩の勝利、資本主義に対する社会主義の勝利だったと指摘した。

委員長は、1950年代の戦争の苦痛と痛みを二度と繰り返さないよう、戦争そのものを防止し抑制できる絶対的な力を携えなければならなかったため、われわれは核保有国への道を歩み、帝国主義と敵対勢力のいかなる圧迫と軍事的威嚇からも自らをしっかりと守ることができるようになったと述べた。

戦争は侮ることのできる相手とだけできる武力衝突であるとし、もはや誰もわれわれを侮ることはできない、われわれの頼もしく効果的な自衛的核抑止力ゆえに、この地にもはや戦争という言葉はないだろうし、わが国家の安全と未来は永遠にしっかりと保障されると述べた。そして、世代を継いで毎年迎える7・27であるが、わが国家が、世界が無視できず、認めざるを得ない戦略的地位に上ったこんにち、7・27を迎える感慨は格別であり、戦勝の意義と老兵世代の功績はいっそう価値あり、誇り高いものだと強調した。

委員長は、自主権と生存権が保障されてこそ幸福を育むことができ、国家と人民の運命を守るには自分の力が強くなければならないという真理を常に銘じ、誰も侵すことのできない最強の国防力をうち固める道で瞬時も立ち止まらないだろうと述べた。

大会では、祖国解放戦争勝利記念館のキム・スンウン講師(共和国英雄)と、青年、人民軍軍人の代表らが討論した。

全国老兵大会の開催は2018年以来、2年ぶり。今回の全国老兵大会について朝鮮中央通信は、「金日成主席と金正日総書記の指導の下に創造され、連綿と継がれてきた勝利の歴史と伝統を金正恩委員長の指導に従って代を継いで輝かし、社会主義強国建設偉業を最後まで完成していく人民と人民軍将兵の揺るぎない信念と意志を力強く誇示した」と意義を伝えた。

「白頭山」記念拳銃を授与

同26日午後、「白頭山」記念拳銃の授与式が党中央委員会の本部庁舎で行われ、金正恩委員長が共和国武力の主要指揮メンバーに、自身の尊名が刻まれた記念拳銃を直接授与した。

委員長は授与式で、戦勝の日に際してわが軍需部門の労働者階級が新たに開発、生産した「白頭山」拳銃を記念に授与すると述べ、これは革命の武器をしっかり携えてチュチェの革命偉業を最後まで継承し、成し遂げていく新世代の軍指揮官に対する朝鮮労働党の大いなる信頼と期待だと述べた。

また金正恩委員長は、戦勝67周年に際して祖国解放戦争参戦烈士墓を訪問し、人民軍烈士たちに敬意を表した(27日発朝鮮中央通信)。

27日夕には、戦勝67周年を祝う花火が打ち上げられ、平壌の夜空を極彩色に彩った。

チュチェ思想塔をはじめ玉流橋、大同江橋などの各所は、集まった多くの市民でにぎわった。

(朝鮮新報)

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