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〈時代を視る 7〉「朝鮮戦争の時代」の終焉に向けて/鄭永寿

2019年09月02日 15:33 主要ニュース

朝聯強制解散70年目に考える

解放後、在日朝鮮人は民族教育を守るためにたたかった(1948年4月24日、兵庫県庁前)

植民地支配から解放された在日朝鮮人は、当時最大の民族団体であった在日本朝鮮人聯盟(朝聯)への結集とその解散を経て、「朝鮮戦争の時代」を生きることになった。しかし「強いられた解散」という点からもわかるように、解放から戦争への道は不可逆的に進行したわけではない。むしろ「解放」と「暴力」のせめぎあいの結果であったと言えよう。

北南首脳会談、朝米首脳会談など、昨年来の朝鮮戦争終焉への取り組みが「日米韓」の暴力=「制裁」継続によって暗礁に乗り上げている現在、朝聯の活動とそれへの弾圧を改めて振り返ることは、今日という「時代を視る」ために、いかなる「歴史の眼」をもつことが大切なのかについて学びうるだろう。

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