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〈それぞれの四季〉ウリハッキョ生活/金里香

2019年03月18日 11:48 コラム

3年前の4月、群馬初中に入学した自閉症の長男は、入学式の会場である体育館に入ることができなかった。「違う雰囲気」に過敏なため、教室で待機していて、入学式が終わってから、家族だけが教室に入り、小さな入学式を行った。ハッキョならではの気遣いに感謝した。

この日から長男の養護学校とのダブルスクールが始まった。朝鮮学校の教室には、長男の気持ちを落ち着かせられるスペースが設けられ、好きな絵本やおもちゃを置いてもらうことにした。図工を中心に一緒に取り組める内容と個別指導を混ぜた時間割を先生たちが考えてくれた。担任とは次の登校日の予定や長男へのサポートの確認、養護学校や家での様子を毎日のように電話で話した。

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