100年の差別と闘いの記憶／長編ドキュメンタリー映画「アイたちの学校」、大阪で初公開

12日の上映会後には高監督（右）と「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」の長崎由美子事務局長によるトークイベントが行われた

ノンフィクション作家の高賛侑さんが朝鮮学校の歴史と現状を描いた長編ドキュメンタリー映画「アイたちの学校 100年の差別－その闘いの記憶」（99分）が12日から18日にかけて大阪市の第七藝術劇場で上映されている。同映画は今後、東京や奈良で自主上映されることが決まっている。

高賛侑監督

長年、朝鮮学校や外国人学校などの取材を行い、「アメリカ・コリアンタウン」「国際化時代の民族教育」など多くの著書がある朝鮮大学校（政治経済学部）出身の高賛侑さんが初めて映画制作に挑んだ。きっかけは、近年に入って激化する朝鮮学校に対する日本の差別、民族教育弾圧政策にある。