〈取材ノート〉希望に満ちた新年の幕開け
2019年01月10日 14:47 コラム2019年の幕開けを、金日成広場で平壌市民らと迎えた。
「今回のカウントダウンイベントは、一味違うらしい」
大晦日が近づくにつれ、市民たちの間では迎春祝賀のコンサートへの期待が膨らんでいった。
31日。公演開始の1時間前に広場に着くと、人の波、波、波。気温は零下を下回ったが、足の踏み場もないほど集まった市民たちの熱気で広場は暑かった。
コンサートが始まると広場は熱狂の渦に。除夜の鐘が響き、ドローンが「新年おめでとう」の文字を描くと「おー!!」「かっこいい!」と大歓声が上がった。
「祖国を守った誇りと喜びを感じる」。軍を除隊し、昨年から大学に通い始めたという20代の男性は