〈人・サラム・HUMAN〉女性同盟生野西支部副委員長、金剛山歌劇団全国後援会副会長/許敬子さん
2017年12月22日 17:05 コラム“歌劇団は私たちの宝物”
今月5日に女性同盟生野西支部が行った「金剛山歌劇団ディナーコンサート」。目の前に広がる迫力満点の公演に観客も大満足だった。そのコンサートの実行委員長を務めた。
取材を申し込むと、「しゃべるの苦手やから」と断られそうになった。女性同盟生野西支部委員長も「言葉より行動で示すタイプ」と認める。
しかし話し始めると、穏やかながらしっかりとした話し方が印象的だ。特に「自分の子どもみたい」という歌劇団の話になると、自然と熱が入る。
「一番苦労してるのは団員たち。片付けからバス移動まで、ほんまに大変やで」「歌劇団は民族教育の中で育った私たちの宝物。どこに出しても恥ずかしくない」
歌劇団に対する情熱、団員たちへの愛情、「口より体を動かす」。そんなところは、母である故・金甲生歌劇団全国後援会副会長と良く似ている。
「オモニは実行委員長するのも『お前には無理や』とか冗談で言いながら、一番自分に似てるから心配してくれてた。けど、無事に終わって、よくやったと思ってくれてるんちゃうかな。」
そう一息つきながら、最後にポツリと思いが漏れた。「見てほしかったな」(孝)