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親子でみる性のはなし「ぼくの からだ わたしの からだ」4/李英子

2017年09月28日 10:23 コラム

性行動の仕組みについて

思春期を迎えると性ホルモンの分泌が活発になって、自分の内側から性の欲求が突き上げてきます。今まで頼りにしていた大人から離れ、自分と対等に話し合える友人を求め行動を共にするようになります。特に自分の不安や悩みを訴えることのできる聞き手を強く求め、同じ考えや同じ道を歩もうとしている親友を求め始めます。

また、思春期にはこのような心の働きが性の欲求の高まりと相まって、異性とも様々な人間関係を持つようになります。しかし、その一方で性に対する不安や恐れ、羞恥心や潔癖感などから、異性に対する気持ちを素直に表現できず、ぎこちない態度や冷やかし、嫌がらせとして現れることもあります。恋や愛に未熟なため戸惑ってしまうのでしょう。しばらくすると次第に異性に近づきたい、触れたいなどという欲望が高まり、特定の異性と親しく交際するようになります。

人間と動物の違い

動物は一生のうち何度か発情期が繰り返されます。これは種族を絶やさないためです。人間も同じように思春期になると性ホルモンが活発に分泌され性欲が芽生えてきます。このような欲求が高まれば動物も人間も欲求を満たそうと行動します。

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