〈14回目の訪朝で見た平壌の変貌(上)〉「火星14」型試射成功で自信深める朝鮮/浅野健一
2017年08月19日 09:00 主要ニュース 朝鮮半島“これで米国は手出しできなくなった”
女性たちが競うようにおしゃれで色鮮やかな模様の日傘をさして颯爽と街を歩いている。トロリーバスの車内で、子どもを抱いた母親が携帯電話を使い、科学技術殿堂を訪れた女子中学生がスマホで友人と連絡を取り合う。中心部では車の数が極端に増え、流しのタクシーも目立ち、大型のガソリンスタンドが各所にオープンしている。4月に完成した黎明通りの高層住宅群は壮麗だ。地方でも生活水準が向上しているのがわかる。
訪朝は2年ぶり14回目だったが、日本の報道機関が「国際的に孤立を深める」と宣伝する朝鮮民主主義人民共和国の発展ぶりは今までにないスピードで進んでいると感じた。
私は「自主・平和・民主のための広範な国民連合」友好代表団(原田章弘団長=前横須賀市議・国民連合代表世話人)のメンバーとして、7月4日から7日まで朝鮮を訪れた。団員は5人で、私は日朝友好京都ネット理事として参加した。
本稿の執筆に当たり、原田団長が国民連合に寄せた訪問記を参考にした。