〈広島無償化裁判〉学園での報告集会に360人集結
2017年07月20日 16:29 主要ニュース「扉が開くまで何度でも」
「適正に学校運営に務めている。今からでも朝鮮学校を訪問してください」
今年3月8日、広島無償化裁判の結審となった第17回口頭弁論で広島朝鮮学園の金英雄理事長はこのように陳述した。2013年8月1日に広島地裁に提訴して以来、原告側が再三訴えかけてきた内容だった。
第11回口頭弁論(16年4月20日)では原告が申請していた「裁判官による学校での検証」「校長、生徒、保護者、支持者、学識者の証人尋問」がいずれも却下された。そればかりか裁判長は同年9月14日の結審まで定め、弁護団と法廷は一時騒然となった。朝鮮学校や、そこに通う子どもたちの存在を無視するかのような司法は、結果的に「差別意識丸出しの判決」(弁護団の足立修一団長)を生んだ。