【速報】長生炭鉱潜水調査で人骨発見、昨年8月に続き
2026年02月06日 16:29 主要ニュース 動画 社会
今から84年前の1942年、山口県宇部市の長生炭鉱で発生した水没事故により、坑道で作業中だった朝鮮人労働者136人をはじめとする183人が犠牲となった。昨年8月に、炭鉱跡から労働者の遺骨とみられる人骨が発見されるなど、遺骨収容に向けた調査が急ピッチで進む中、6日午前から行われた潜水調査により頭蓋骨、歯と首の骨とみられるものが新たに見つかった。
遺骨収容地点は、前回遺骨を確認した水深43m。潜水したダイバーの伊左治佳孝さんによれば、同地点に到達すると、視界は良好で、「頭蓋骨だけでなく、人のままの形で確認された」という。今回は頭蓋骨を持ちかえることが目標だったため、それを優先し収容した。

調査を進めるのは地元の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」。日本政府が相も変わらず、遺骨収容への消極的な姿勢で一貫する中、今回は、これまで潜水を担ってきたダイバーの伊左治さんをはじめ、フィンランドやタイ、台湾など海外ダイバーたちも参加。明日(7日)行われる水没事故84周年犠牲者追悼集会に合わせて、遺族たちのもとに遺骨を返す一心で、今回のプロジェクトに臨んでいる。
一方、昨年収容された骨は、左大腿骨(太ももの骨)、左上腕骨(腕の骨)、左橈骨(肘から手首までの前腕にある2本の骨のうち、親指側にある骨)そして頭蓋骨と判明しており、今回発見されたのも、前回同様に事故犠牲者の遺骨の可能性が極めて高い。
遺骨収容に向けた潜水調査は、2024年9月に「刻む会」が主導し坑口を開いて以降、継続して行われてきた。
海外ダイバーが参加する調査は明日以降も続き、11日まで予定されている。
(文・韓賢珠、写真・盧琴順)